MRO北陸放送
「桃の節句」に『アフィネ オ シャンパーニュ ロゼ Affiné au Champagne Rose』チーズとしつらい
2022年2月26日(土)
もうすぐ 春ですね。
雪国に暮らす私たちは、春の訪れを毎年 心待ちにします。
みなさまは、どんな瞬間に春を感じられるのでしょう。
私は、暦に「立春」の二文字を見つけると 何だか ほっとします。
本物の春は まだまだですのにね。
「兼六園の梅が咲き始めました」とのニュースに、兼六園に足を運ぶ方も多いでしょうね。
兼六園の梅林には、全国から約20種200本の梅が植栽されているそうです。
「風にのって 梅の花の香りが 漂ってくると春を感じる」と素敵な瞬間をお待ちの方もいらっしゃいます。
「デパートに雛人形が飾られると、家もおひなさまを出さなくちゃ」と、春を感じる方もいらっしゃいます。
こんな風に季(とき)にあひたる行事を、世代と共に楽しむのは素敵ですね。
ところで、第1回で紹介したチーズ「雪華」ですが、実はチーズにも旬(しゅん)があるのです。
今回は皆様のすてきな春の瞬間に思いを馳せながら、桃の節句にふさわしい、桃色の美しいチーズを、今月のチーズとしてご紹介します。
『アフィネ オ シャンパーニュ ロゼ チーズ』
外観は、ケーキのような、ひと際 目立つ美しいチーズです。
このチーズはフランスのシャンパーニュ地方で作られたウォッシュタイプのチーズです。
シャンパーニュ地方は、フランス唯一、シャンパンと名のることができるシャンパン生産地として、誇りを持っていることは、有名ですね。
この地方で作られたシャンパン ロゼで、チーズをひとつひとつ丁寧に洗い、熟成させています。何とも贅沢なチーズですが、春のよろこびを表現するにふさわしいと選び、ご紹介します。
このチーズのベースは「ラングル」と呼ばれるチーズです。
マイルドな味わいは、チーズ初心者の方でも食べやすいと思います。
このチーズの楽しみ方も、ご紹介しますね。
まずは一口、そのままで、淡く香るシャンパンの風味と、クリーミーな優しいくちどけを楽しみます。
ワインやドライフルーツ、バゲットとあわせるとおしゃれです。
チーズは、一般的に、冷蔵庫から出したら、少し常温に戻して、トロトロになる頃にいただくのが お勧めです。
毎月、月末に「旬のチーズと季節のしつらい」を学ぶレッスンを行っています。
美味しく、美しく、チーズをアレンジし、食を通じて、北陸・金沢の暮らしのしつらい、テーブルコーディネートを実践しています。
【立春のチーズプラトー】
【桃の節句のチーズプラトー】
6月には、チーズを楽しみながら学ぶ「チーズ寺子屋in金澤」セミナー(チーズプロフェッショナル協会北陸幹事主催)を「ITビジネスプラザ武蔵」で開催します。6月25日(土)14時~の予定です。申込サイトは準備出来次第ご案内します。
お問い合わせくださいませ。
【アーカイブ(MRO北陸放送ラジオ「(谷川恵一 そろそろ。(旧モリラジ!)」出演)】
「雪」の季節のチーズ『二世古 雪花』としつらい
2022年1月22日(土)
《雪降る夜に》
雪は結晶の形から、花にたとえられ、雪花 六華(むつのはな)とも言われます。
真っ白な雪は、積もっては消えゆく儚さから、月や桜と共に「雪月花」と呼ばれ、日本人独特の自然観を形成してきました。
金沢に暮らす人々は、昔から雪を楽しむ工夫をしています。
雪見障子。雪見灯篭。雪見酒。
各家の小さな庭の雪吊り。
静かな夜、時折、木々の葉から落ちる「雪の声」を聴きながら、芸事に精進したり、工芸の技を磨いたり。
ぼたん雪。細雪。なごり雪。風雅な呼び方も、日本人が作り上げてきたのです。
『二世古 雪花【sekka】ドライフルーツ【ニセコチーズ工房】(北海道)』
明るい橙色や檸檬色をしたドライフルーツが細かく刻まれ、クリームチーズの周りにまぶしてある、濃厚で、爽やかな酸味があるフレッシュチーズです。
見た目は宝石のようです。 味は、ほんのり酸味がありチーズケーキのように甘く濃厚ですが、チーズらしい塩味もあり、
お茶はもちろん、お酒にもよく合います。
そのままスイーツとしても、楽しめるチーズです。かわいい外観は、プレゼントにも喜ばれます。
【アーカイブ(MRO北陸放送ラジオ「(谷川恵一 そろそろ。(旧モリラジ!)」出演)】