暮らし Life
「立春」のチーズとしつらい 「桃の節句」のチーズ
みなさま こんにちは。いかがお過ごしでしょうか。
もうすぐ 春ですね。
雪国に暮らす私たちは、春の訪れを毎年 心待ちにします。
みなさまは、どんな瞬間に春を感じられるのでしょう。
私は、暦に「立春」の二文字を見つけると 何だか ほっとします。
本物の春は まだまだですのにね。
「兼六園の梅が咲き始めました」とのニュースに、兼六園に足を運ぶ方も多いでしょうね。
兼六園の梅林には、全国から約20種200本の梅が植栽されているそうです。
「風にのって 梅の花の香りが 漂ってくると春を感じる」と素敵な瞬間をお待ちの方もいらっしゃいます。
「デパートに雛人形が飾られると、家もおひなさまを出さなくちゃ」と、春を感じる方もいらっしゃいます。
こんな風に季(とき)にあひたる行事を、世代と共に楽しむのは素敵ですね。
ところで、第1回で紹介したチーズ「雪華」ですが、実はチーズにも旬(しゅん)があるのです。
今回は皆様のすてきな春の瞬間に思いを馳せながら、桃の節句にふさわしい、桃色の美しいチーズを、今月のチーズとしてご紹介します。
「アフィネ オ シャンパーニュ ロゼ チーズ」
外観は、ケーキのような、ひと際 目立つ美しいチーズです。
このチーズはフランスのシャンパーニュ地方で作られたウォッシュタイプのチーズです。
シャンパーニュ地方は、フランス唯一、シャンパンと名のることができるシャンパン生産地として、誇りを持っていることは、有名ですね。
この地方で作られたシャンパン ロゼで、チーズをひとつひとつ丁寧に洗い、熟成させています。何とも贅沢なチーズですが、春のよろこびを表現するにふさわしいと選び、ご紹介します。
このチーズのベースは「ラングル」と呼ばれるチーズです。
マイルドな味わいは、チーズ初心者の方でも食べやすいと思います。
このチーズの楽しみ方も、ご紹介しますね。
まずは一口、そのままで、淡く香るシャンパンの風味と、クリーミーな優しいくちどけを楽しみます。
ワインやドライフルーツ、バゲットとあわせるとおしゃれです。
チーズは、一般的に、冷蔵庫から出したら、少し常温に戻して、トロトロになる頃にいただくのが お勧めです。
毎月、月末に「旬のチーズと季節のしつらい」を学ぶレッスンを行っています。
美味しく、美しく、チーズをアレンジし、食を通じて、北陸・金沢の暮らしのしつらい、テーブルコーディネートを実践しています。
【立春のチーズプラトー】
【桃の節句のチーズプラトー】
6月には、チーズを楽しみながら学ぶ「チーズ寺子屋in金澤」セミナー(チーズプロフェッショナル協会北陸幹事主催)を「ITビジネスプラザ武蔵」で開催します。6月25日(土)14時~の予定です。申込サイトは準備出来次第ご案内します。
お問い合わせくださいませ。
「雪」の季節のチーズとしつらい
《雪降る夜に》
雪は結晶の形から、花にたとえられ、雪花 六華(むつのはな)とも言われます。
真っ白な雪は、積もっては消えゆく儚さから、月や桜と共に「雪月花」と呼ばれ、日本人独特の自然観を形成してきました。
金沢に暮らす人々は、昔から雪を楽しむ工夫をしています。
雪見障子。雪見灯篭。雪見酒。
各家の小さな庭の雪吊り。
静かな夜、時折、木々の葉から落ちる「雪の声」を聴きながら、芸事に精進したり、工芸の技を磨いたり。
ぼたん雪。細雪。なごり雪。風雅な呼び方も、日本人が作り上げてきたのです。
『二世古 雪花【sekka】ドライフルーツ【ニセコチーズ工房】(北海道)』
明るい橙色や檸檬色をしたドライフルーツが細かく刻まれ、クリームチーズの周りにまぶしてある、濃厚で、爽やかな酸味があるフレッシュチーズです。
見た目は宝石のようです。 味は、ほんのり酸味がありチーズケーキのように甘く濃厚ですが、チーズらしい塩味もあり、
お茶はもちろん、お酒にもよく合います。
そのままスイーツとしても、楽しめるチーズです。かわいい外観は、プレゼントにも喜ばれます。
【アーカイブ】
かなざわまち博2013屋台大学「金澤和魂洋才:食とワイン/食と日本酒」
8月11日、12日、「かなざわまち博2013」の屋台大学にて「金澤和魂洋才:食とワイン/食と日本酒」の講座を開催しました。
会場は、市内の中心部にある、水溜町のビストロYUIGA。坂田シェフとソムリエールの奥さまが、金沢の町屋で、洗練されたフレンチをサービスしてくださいます。
坂田シェフに屋台大学で協力をいただき、今年で7回目を迎えました。集大成の気持ちでお客様をお迎えさせていただきました。
食とワイン講座では、中央葡萄酒の三澤彩奈さまにご協力いただきました。
ワインはグレイスの「グリド甲州」「ロゼ(CS,CF,Me)」「シャルドネ」「メルロー」を、金沢の食材と合わせて楽しんでいただきました。
アミューズは、太キュウリの能登ワイン煮とモッツァレラチーズの能登かぼちゃグラスムース。
オードブルは、ブルーチーズのスワンとプチトマト。甘唐辛子のマリネ。能登栗かぼちゃのテリーヌ。小坂レンコンと茗荷のマリネ。
魚料理は、黒鯛のポワレ、サヴォワ風。車鯛の編み込み、赤ピーマンソース。
肉料理は、牛肉のワイン煮込み、ムタードソース。バベットステーキのソテー添え。
食と日本酒講座では、車多酒造の車多一成さまと、数馬酒造の数馬嘉一郎さまにご協賛いただきました。
お料理と合わせた日本酒は、蔵元・杜氏・酒販店・飲食店・お客の五者が凛とした関係で楽しめることをコンセプトにした「五凛」の純米生酒、純米酒。そして天狗舞山廃純米。デザートとして日本酒で作った梅酒を楽しんでいただきました。
テーブルを華やかに彩ってくれたのは、九谷焼の鏑木商舗8代目鏑木基由さまにご協力をいただいた、九谷ワイングラス。ロブマイヤーやリーデルなどワイン専用のグラスを、九谷焼のステムに接着した高度な技術で開発した酒器です。モダンなデザインやクラシックなデザインの九谷焼文様が、町屋の雰囲気をさらにロマンティックにしていました。
多くの方に、和と洋の混合「和魂洋才」を体験していただき、楽しんでいただきたいと願っています。
これからも、年々バージョンアップを目標に、これからも精進します。




2011年度シュヴァリエに叙任をいただきました
第265回経営者モーニングセミナー
金沢市中央倫理法人会 第265回経営者モーニングセミナーにてお話させていただきました。
テーマ:「金沢夢幻(かなざわむげん)-グラスのつぶやき-」
3つの「W」をキーワード。「Web」「Wine」「Wa(和)」からお話させていただきました。
こちらの様子は下記のアドレスで紹介されています。
http://churin.exblog.jp/15358164/
(更新 1月28日)
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