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鮮やかな緑色で涼やかなワサビのチーズ

みなさま こんにちは。

 

一昨日までフランス・パリにいました。

パリに滞在中、日本のお天気ニュースをTVで観て、連日30度を超えるのに驚きました。

 

金沢に帰りますと、セミが鳴いています。そろそろ梅雨明けでしょうか。

 

パリと金沢は、共通点があります。

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歴史と文化:両都市は長い歴史と豊かな文化を持っています。

金沢市は日本の歴史的な町並みや伝統文化を保存しています。

パリ市はフランスの美術、芸術、文学、音楽などを大切にしてきました。

 

観光地:両都市は観光名所が多く、一年中の観光客が訪れています。

金沢市の兼六園や、近江町市場、21世紀美術館、金沢駅鼓門

パリ市のヴェルサイユ宮殿、エッフェル塔、ルーヴル美術館、凱旋門。

 

食文化:両都市は独自の食文化を誇っており、美食の街として知られています。

金沢市は海の幸と山の幸が豊富です。

パリ市はフランス料理の本拠地として世界から注目されています。

 

教育機関:両都市には高等教育機関が集まっており、学術的な環境が整っています。

 

交通の便:金沢市とパリ市は交通の要衝(ようしょう)であり、国内外からのアクセスが容易です。

金沢市は日本海側に位置し、最近は北陸新幹線によって、短時間で首都圏と結ぶようになりました。

パリ市はフランスの首都であり、欧州各地へのアクセスが便利です。

 

用水のまち」ともいわれる金沢市。清らかな犀川と浅野川が流れ、わき水も多く、水が豊かな町です。

 

華の都」「芸術の都」の異名を持つパリ市。セーヌ川が市内を貫いて流れています。

 

美しい水が流れるところには、美しい風景はもちろん、美味しいものが沢山ありますね。

 

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7月の1日の北國新聞には、1961年の広坂通の拡幅工事の際、市民も観光客も楽しめるシャンゼリゼ通りのような、金沢のシンボルとなるプロムナードにしたいと、金沢市出身の建築家、谷口吉郎さんが提言していた、という記事がありました。

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金沢に帰ってくると、祖母がいろいろお料理を作ってくれました。

夏は、

ブリの稚魚を煮た「こぞくらの煮物」。

茄子とそうめんを煮た「なすそうめん」。

金時草のおひたしや、太きゅうりのあんかけ。

懐かしいメニューです。

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さて、今日ご紹介する「旬のチーズ」は、ワサビゴーダです。

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ヨーロッパ各国は地続きですから、パリのチーズ屋さんは、オランダやスイスをはじめ、

近隣の国を簡単に行き来して、チーズを仕入れてきます。

2023722132533.JPGパリ1区にある、フロマジュリー・ヒサダ(Fromagerie HISADA)

 

パリでは、和食や和の食材、そしてユズやワサビなど和の風味やスパイスが流行っていました。

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このチーズは、日本で古くから親しまれているゴーダチーズに、ワサビを練り混ぜています。

ツンとくるワサビのしっかりとした辛味とゴーダチーズの親しみやすいマイルドな風味はとても相性が良く、

さわやかでコクのある味わいです。

 

チーズのワサビ色は、鮮やかな緑色ですから、涼やかなチーズのプレートが演出できます。

 

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カットしてそのままおつまみに。また、パンやクラッカーと合わせて。海苔で巻いたり、かまぼこに挟んだりと、

和風の食材ともよく合います。更に、玉ねぎやジャガイモ、ナスの上にのせてオーブンで焼くなど、

料理の材料としても楽しめます。相性の良い飲み物として、麦焼酎や黒糖焼酎、ビールがおすすめです。

202372394437.png 202372394458.pngワサビゴーダを蒲鉾で挟んでお醤油をちらり!

2023722132738.gifワサビゴーダチーズの切り方例

 

毎月、月末に「旬のチーズと季節のしつらい」を学ぶレッスンを行っています。

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美味しく、美しく、チーズをアレンジし、食を通じて、北陸・金沢の暮らしのしつらい、テーブルコーディネートを実践しています。

2か月に一度、オンラインレッスンも開催しています。

自宅にいながら、インターネットを利用して、チーズとおもてなし力をアップしていただけます。

チーズの盛り付け方や、おもてなしの工夫をお伝えしています。

 

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8月20日(日)には、夏にお勧めのチーズを楽しむイベント「夏に活き活きフレッシュチーズ」を開催します。

会場は、間明町(まぎらまち)の金沢チーズプラッターです。

100年以上の歴史を持つ『柚餅子総本家中浦屋(ゆべしそうほんけなかうらや)』が長年培った(つちかった)菓子作りの技を活かした 濃厚フレッシュチーズのお店です。

詳細・申し込みは、NPO法人チーズプロフェッショナル協会のWEBサイトをご覧ください。

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【アーカイブ(MRO北陸放送ラジオ「モリラジ!」出演)】

「夏越の祓」と生命力あふれる笹のチーズ

みなさま こんにちは。
 
梅雨の中休み。
雨は必要ですが、やはり「明日天気になぁれ」と、願ってしまいます。
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先週、紙を人の形に切った「人形代(ひとかたしろ)」に名前や年齢を書き、、体の調子の悪いところや気を付けるところを撫で、息を吐きかけ、神社にて納めました。
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6月末の「夏越の祓(なごしのはらえ)」の行事のひとつです。
大みそかの年越しの祓(はらえ)から半年経過した6月。
その間に積み重ねた罪(つみ)や穢れ(けがれ)を祓うため、人形代に託しお祓いをします。
同じように、茅(ちがや)で編んだ輪をくぐり、罪や穢れを祓い、病気や災いを免れる「茅の輪くぐり」があります。
 
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年越しでは年神(としがみ)さまが迎えられますが、夏越では水の神や祖先の霊が迎えられます。
これが7月のお盆につながっていきます。
 
お盆の七日前は「七日盆(なぬかぼん)」といって、
7月15日のお盆に向けて、お墓や仏壇の掃除(磨き盆)、盆提灯(ぼんちょうちん)などの準備に入る「盆入り」です。
 
幼いころ、祖父母の家の仏壇の大掃除をする日が楽しみでした。
普段は手が届かない、鶴や亀の形をした仏具の燭台(しょくだい)。
大人たちは、仏具を取り出し、分解し、丁寧に磨きます。
その傍(そば)でピカピカに磨かれていく仏具をじっとみていたことを思い出します。
「決して手伝ってはいけない」といわれていたのは、幼かったからでしょう。
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一方、子供たちにとって、七月七日は七夕(たなばた)のイメージが強いですね。
 
 
笹に、願い事を書いた色とりどりの短冊や飾りをつるし、星に祈り捧げました。
近所の商店街のアーケードに大きな笹の葉が用意され、七夕飾りが風に揺れて、キラキラ輝いていたのを思い出します。
 
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「七夕」は、奈良時代に中国から日本へ伝わり、古来の中国の神話と、元々日本にあった 棚機津女(たなばたつめ) の伝説が混じり合い、「七夕」という節句行事になりました。
日本では五色の短冊を、中国では五色の糸をつるし、技芸の上達を祈りました。
陰陽五行説によればこの5つの色にも意味があり、青(緑)は木、赤は火、黄は土、白は金、黒(紫)は水を表しています。 
日本では、好まれない黒の代わりに高貴な色とされる紫が使われます。
また、昔は緑を「あお」と呼んでいたことから緑へ変化しました。
 
七月七日の夜にだけ逢うことが許された「織姫と彦星」の神話も中国より伝えられたと言われています。
 
織姫と彦星のお話はご存じですね。
天空で一番偉い神様「天帝(てんてい)」には、「織女(しょくじょ)」(=織姫)という娘がいました。
織女は神様たちの着物の布を織る仕事をしており、天の川のほとりで毎日熱心に機(はた)を織っていました。遊びもせず、恋人もいない織女をかわいそうに思った天帝は、天の川の対岸で牛を飼っているまじめな青年「牽牛(けんぎゅう)」(=彦星)を織女に引き合わせ、やがて二人は結ばれ結婚しました。
 
結婚してからというもの、二人は毎日遊んで暮らしていました。
織女が機を織らなくなってしまったので、神様たちの着物は擦り切れぼろぼろになり、牽牛が牛の世話をしなくなったので、牛はやせ細り、病気になってしまいました。
 
これに怒った天帝は、二人を天の川の両岸に引き離しました。二人は悲しみのあまり毎日泣き暮らし、仕事になりませんでした。
それをかわいそうに思った天帝は、二人が毎日まじめに働くならば、年に一度、七月七日の夜に会わせてやると約束をしました。
そして七月七日の七夕の夜、織姫と彦星は天の川を渡り、待ちに待った「再会」という願いをかなえます。
 
もし七月七日の七夕の夜に雨が降ると、天の川の水かさが増してしまい、二人は川を渡れなくなってしまいます。
そんな時は、どこからか無数の鵲(かささぎ)がやってきて、天の川に自分の体で橋をかけてくれます。
鵲は愛の掛け橋となる縁起の良い鳥として親しまれています。
 
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人々は「織姫と彦星」のように「願い事がかないますように」と、短冊に色々な願い事を書き、笹や竹の葉に飾るようになりました。
 
 
冬でも緑を保ち、まっすぐに育つ生命力にあふれた笹や竹には、昔から不思議な力があると言われてきました。神聖な植物ゆえに、そこに神を宿すことができるとも言われています。祭りの後、笹や竹と一緒に川や海に飾りごと流す風習には、笹や竹に穢れを持って行ってもらうという意味もあるそうです。
 
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今日は笹の葉に包んだカマンベールタイプのチーズをお持ちしました。202362482333.png
北海道十勝の新得町の気候・風土・水脈を考慮し、美味しいチーズをつくる為、研鑽を重ねている共働学舎。
北海道に自生する熊笹入りの塩を使ってつくられる「笹雪」は強いくせがなくチーズに慣れていない方にも
召し上がりやすい白カビチーズです。
 
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毎月、月末に「旬のチーズと季節のしつらい」を学ぶレッスンを行っています。
美味しく、美しく、チーズをアレンジし、食を通じて、北陸・金沢の暮らしのしつらい、テーブルコーディネートを実践しています。
2か月に一度、オンラインレッスンも開催しています。
自宅にいながら、インターネットを利用して、チーズとおもてなし力をアップしていただけます。
チーズの盛り付け方や、おもてなしの工夫をお伝えしています。
申込・詳細はこちら>>
 
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8月20日(日)には、夏にお勧めのチーズを楽しむイベント「夏に活き活きフレッシュチーズ」を開催します。
会場は、間明町(まぎらまち)の金沢チーズプラッターです。
100年以上の歴史を持つ『柚餅子総本家中浦屋(ゆべしそうほんけなかうらや)』が長年培った(つちかった)菓子作りの技を活かした 濃厚フレッシュチーズのお店です。
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詳細・申し込みは、NPO法人チーズプロフェッショナル協会のWEBサイトをご覧ください。
 
 
 
そして夏といえば今年も「かなざわ まち博 2023」が開催されます。
 
7月29日の夕刻は、100年の歴史が息づく麗しい邸宅と国の登録有形文化財に指定されている「辻家庭園」にて、「和魂洋才の夕べ 加賀料理とワイン」を開催します。広大な庭園の緑を愛でながら、加賀料理と講師厳選のワインを楽しみます。ワインの知識、嗜み方、選び方、保存方法、味わいの違いについて学びます。
 
8月19日のお昼は、北陸の食材を使ったフランス料理に、旬の日本酒を合わせて楽しむ「和魂洋才のディジュネ フレンチと日本酒」を開催します。ひがし茶屋街人気の町家フレンチで、日本酒の知識、嗜み方、選び方、保存方法、味わいの違いを学びます。
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北國新聞にて募集がありますので、ぜひ、ご応募くださいませ。
 
 
 

【アーカイブ(MRO北陸放送ラジオ「モリラジ!」出演)】

ローズの日には「恋の吐息」のチーズはいかが

みなさま こんにちは。

緑の葉が、陽に輝いています。

その樹々の葉をゆらし、風が通り抜けていきます。

一年で一番美しい季節。いかがお過ごしでしょうか。

木漏れ日

 

皆さま、友人に花束を贈るとき、その花の花言葉を、ひそかに伝えることがありますでしょうか。

「恋の吐息」とは、どんな花の花言葉でしょう。

 

こんなロマンチックな花言葉がふさわしいのは、バラです。

花言葉は「恋の吐息」

金沢のバラ園を訪れてください。

バラの香りと色と、そしてバラの名前に魅了されます。

 

※花言葉は草花が持つ背丈の高低・刺の有無・成長や香りなどから受ける印象・性質を言葉に置き換えてつけられています。
花言葉は17世紀にオスマン帝国(トルコ)で名づけられ、英国では19世紀のヴィクトリア朝時代に流行しました。
 

 

世界には2,5000種を超えるバラがあり、毎年さらに新しい品種が生まれています。

植物の品種改良をする育種家(いくしゅか)の気の遠くなるような努力があってこそ。

実は不思議なことに、昔からバラの育種は男性が手がけることが多く、長寿なのです。

 

 

バラにつけられる名前は、ロイヤルファミリー、スターたち、神話、聖書、文学作品の登場人物など、魅力に満ちています。

 

ドイツの医師・博物学者。出島の三学者の一人、フィリップ・フランツ・バルタザール・フォン・シーボルトが英国に持ち込んだハマナスから、様々なイングリッシュローズが誕生しました。

シーボルト生誕200年を記念したドイツの切手

シーボルト生誕200年を記念したドイツの切手

※バラは1867年に作られた「ラ・フランス」という品種の誕生を境に、それ以前を「オールドローズ」、以降を「モダンローズ」と大別されます。1867年といえば日本では大政奉還があった年です。モダンローズの誕生にに大きな影響を与えたアジア原産の野生種のひとつに「ハマナス」があります。そして、モダンローズ系の品種「イングリッシュローズ」は、オールドローズとモダンローズの特徴を併せ持っています。オールドローズの特徴であるクラシカルな風貌を持ちながら、モダンローズの特徴である華やかで鮮やかな色どりがあります。

 

バラに秘められた物語をひもとくRosy Juneです。

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6月2日はローズの日(6(ロ)ー2(ズ)=(バラ)の日)です。

愛と美の象徴として扱われることが多いバラを楽しむ季節になりますね。

 

今日はバラに形を整えたチーズをお持ちしました。

うすくスライスした白カビタイプのブリーチーズを用いて、薔薇の花にみたてました。

バラのチーズ

フランス産の生乳から作られた、クリーミーでやわらかい食感のスライスチーズです。

ミルキーでやさしい味わいで、サラダやサンドウィッチ、オードブルなどのお料理にもお勧めです。

 

プロセスチーズのスライスチーズでも作れます。

溶けるタイプのスライスチーズの方が柔らかいので扱いやすいですよ。

 

溶けるタイプと、そうでないタイプで、同じプロセスチーズでも違いがあります。

原料はミルクなのに、いろんな色や硬さが違うチーズって面白いですよね。

バラのチーズの作り方

これから夏にかけてはシャンパンや白ワイン、水出し冷茶など、さっぱりした飲物楽しむ機会が増えます。

旬の野菜やチーズと、季節に合わせたお飲み物があれば、おもてなし力がアップしますね。

 

 

 

毎月、月末に「旬のチーズと季節のしつらい」を学ぶレッスンを行っています。

美味しく、美しく、チーズをアレンジし、食を通じて、北陸・金沢の暮らしのしつらい、テーブルコーディネートを実践しています。

2か月に一度、オンラインレッスンも開催しています。

自宅にいながら、インターネットを利用して、チーズとおもてなし力をアップしていただけます。

チーズの盛り付け方や、おもてなしの工夫をお伝えしております。

 

6月18日(日)には、チーズと工芸をテーマにしたチーズセミナーを「ITビジネスプラザ武蔵」で開催します。

チーズのカット技法や金沢の工芸を用いてチーズ料理を楽しみます。

また、チーズ専門店員が教える、チーズの選び方のコツや保存方法など、充実した内容のセミナーです。

そして、日本でも珍しい、石川県産の羊乳チーズの試食を予定しています。

 

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8月20日(日)には、夏にお勧めのチーズを楽しむイベントを開催します。会場は、間明町(まぎらまち)の金沢チーズプラッターです。

100年以上の歴史を持つ『柚餅子総本家中浦屋(ゆべしそうほんけなかうらや)』が長年培った(つちかった)菓子作りの技を活かした 濃厚フレッシュチーズのお店です。

 

 

詳細・申し込みは、NPO法人チーズプロフェッショナル協会のWEBサイトをご覧ください。

 

【アーカイブ(MRO北陸放送ラジオ「モリラジ!」出演)】

 

アースデイ(地球の日)をカプリのチーズで彩りましょう

みなさま こんにちは。

木漏れ日が輝く季節です。

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あんなに桜を待ちましたのに、あっという間に満開に。

そして今は、新緑です。

新緑は万緑へと移り、広坂通りのぼんぼりの灯りと、葉桜のコントラストも美しいですね。

 

さて4月22日は何の日がご存じでしょうか。

 

毎日が記念日といえば、実は今日は私の誕生日。ワインとヴァイオリンと女性は時を経るごとに魅力的になるといいます。

 

それから「4(よい)22(ふうふ)」の語呂合わせで、講談社が1994年に「よいふうふ」の日と制定しました。

 

世界では、4月22日は「アースデイ(地球の日)」と定めています。

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1970年4月22日、地球の環境保護へのサポートを示すイベントが、アメリカで初めて行われました。

2009年には、国連総会で、4月22日を「国際母なる地球の日」とすることが採択され、翌年から実施されました。

 

現在では、EarthDay.org(旧称:Earth Day Network)の調整のもと、世界中で地球の環境保護への支援を示すためのイベントが開催されています。公式テーマは、「Invest In Our Planet(私たちの惑星に投資を)」です。

 

また、この日には、日本国際連合協会を通してニューヨーク国連本部に寄贈された「日本の平和の鐘」が鳴らされているそうです。

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(参照:ウィキペディア)

 

私たちが暮らす大切な地球、自然、そして平和に感謝します。

そして日常を豊かにするもの。毎日の暮らしを彩る存在として、チーズを取り上げます。

 

今日は、北陸は富山県の大自然の中で育つヤギのミルクと、黒部川が注ぐ富山湾の海洋深層水で作られた塩から生まれる、無添加のチーズをご紹介します。

 

この季節にお勧めのチーズ、ヤギチーズ専門店 Y&Co.(ワイ アンド コー)の「カプリーノ」です。

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「カプリ」と聞くと、イタリアのナポリ湾に浮かぶ島で「青の洞窟」で有名なカプリ島をイメージしませんか。

また山羊座の「カプリコーン(Capricorn)」。

そしてクラシックバレエの「カブリオール(仏)」。

語源はイタリア語の「カプリオラ(Capriola)」。「山羊が飛び跳ねる」です。

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ですから、本日のチーズは、イタリアのピエモンテ州で修業をされたチーズ職人、吉田朋美さんが造ったチーズなので、「カプリーノ」なんですね。

 

一昨年前のちょうどこの時期に、「シェーブル」タイプのチーズをご紹介しました。

「シェーブル」はフランス語で「山羊」のこと。イタリア語では「カプラ(カプリ)」です。

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※山羊乳製のチーズは、復活祭(イースター 2022年は4月17日)の頃から万聖節(ハロウィーン11月1日)までが美味しい季節と言われています。

 

吉田朋美(よしだともみ)さんは、半農半芸歌手です。NYの音大を卒業され、歌手として活動を始めたころ。朋美さんのお父様、ファスナーの世界的シェアで知られるYKKの前会長、吉田忠裕さんが、

「山羊のミルクからチーズを作るのが、家族で叶えたい夢の一つ。チーズ職人になってほしい」。

と一言おっしゃったそうです。

お父様の願いを受け、手始めに農大の講座に通いながら、世界中の山羊チーズを取り寄せ食べ比べた朋美さん。

一番美味しいと感じたイタリアのチーズ技術を学ぶため、翌年にはピエモンテ州の職人の下で修業を始めたのだそうです。

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清流で名高い黒部川の恵み豊かな大自然の美味しい空気を吸いながら、ストレスなく育ったヤギから採れるミルクを使って、最高のチーズ作りを目指して、数々のチーズコンテストでも受賞をされています。

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北陸の自然を慈しむ気持ちで楽しんでいただきたいチーズです。

 

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(木漏れ日のテーブルコーディネート)

 

さて、毎月、月末に「旬のチーズと季節のしつらい」を学ぶレッスンを行っています。

美味しく、美しく、チーズをアレンジし、食を通じて、北陸・金沢の暮らしのしつらい、テーブルコーディネートを実践しています。

また、2か月に一度、オンラインレッスンも開催しています。

自宅にいながら、インターネットを利用して、チーズとおもてなし力をアップしていただけます。

チーズの盛り付け方や、おもてなしの工夫をお伝えしております。

 

6月18日には、チーズと工芸をテーマにしたチーズセミナーを「ITビジネスプラザ武蔵」で開催します。

チーズのカット技法や金沢の工芸を用いてチーズ料理を楽しみます。

また、チーズ専門店員が教える、チーズの選び方のコツや保存方法など、充実した内容のセミナーです。

そして、日本でも珍しい、石川県産の羊乳チーズの試食を予定しています。

詳細・申し込みは、NPO法人チーズプロフェッショナル協会のWEBサイトをご覧ください。

 

【アーカイブ(MRO北陸放送ラジオ「モリラジ!」出演)】

 
 

田の神様の依り代のもと「さくら」チーズを楽しむ

みなさまこんにちわ。
 
冬の寒さがすっかりやわらぎ、いよいよ春。桜が開花し始め、来週はお花見が楽しみですね。
 
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お花見の起源をさかのぼれば、田の神の信仰にたどり着きます。
 
サクラの「サ」は、サナエ(早苗)の「サ」、サナボリの「サ」と、いわれ、田の神を意味します。
サクラの「クラ」は、神が宿るところ、つまり「神の依り代(よりしろ)」を意味します。
 
冬の間、山に住んでいた山の神は、春になると里に降りてきて、桜の木に宿(やど)ります。
稲の種蒔き(たねまき)の準備をする頃になると、その合図に、桜の花を咲かせます。
 
人々は神様を歓迎して桜の下で酒宴を開き、料理とお酒でもてなし、その年の豊作と無病息災をお願いしました。
 
因みに、お酒の「さ」「け」も、「さ」は神様を表し、「け」は食事を表します。
お味噌汁のCMで「朝餉(あさげ)」「夕餉(ゆうげ)」と言いますが、「け」には、「食事」の意味があります。
 
田植が始まると、神様は田んぼに移り、田の神となり、農事を見守ります。
無事に田植えが終わるのを見届けると、また山に帰って行くのですが、人々は、今度は『さなぼり』という、田植え終了の祝宴(しゅくえん)を開き、山にのぼる神様を見送りました。
 
「お花見」は、最初は、素朴な農耕儀式でしたが、やがて集落の人々が集まり、みんなで豊作を祈るための、祝いの祭りへと変わっていきました。咲き乱れる幻想的な桜を見上げ、誰もが心を和ましたのでしょう。
 
桜の下で飲んだり食べたりすることには、「楽しい」以外にも、神様への感謝やおもてなしの気持ちも、込められていたのですね。
 
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桜の木の下でお花見を楽しむきっかけの一つとなったのが、歴史上有名な「醍醐(だいご)の花見」です。
 
1598年の春に豊臣秀吉が京都の醍醐寺において催した宴です。
「花見がしたい!」と思い立った秀吉の号令で、700本の桜を畿内(きない)から醍醐寺(だいごじ)に集めて移植し、三宝院(さんぽういん)に庭園をつくり、盛大な宴を開きました。
 
招待したのは、北政所(きたのまんどころ)、淀君(よどぎみ)、三の丸(さんのまる)など女房衆約1300人。
女性には全員に3枚ずつ打掛(うちかけ)が贈られました。
打掛というと和風ドレスのようなものですが、普通は一生に一度のもの。
それをお色直しも考えて、全員に3枚ずつ用意したのですから、当時、西陣が全部なくなったといわれています。
醍醐の山々には茶屋が設けられ、たくさんの女房衆(にょうぼうしゅ)が仮装行列を行いました。
 
今日の世の中が少し落ち着き、桜を愛でて友人たちとお食事が楽しめるようになることを願っています。
 
さて、今日の旬のチーズは、北海道の共働学舎新得農場のチーズ『さくら』と、その『さくら』をさらに2週間以上熟成させた『さくらのアフィネ』をお持ちしました。
 
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「アフィネ」とはフランス語で熟成の意味。通常の「さくら」は10日間熟成で出荷するのですが、さらに2週間以上熟成することで、酸味がまろやかに、深みのあるコクとなめらかな舌触りのチーズに仕上げています。
共働学舎新得農場」は、北海道日高山脈の裾野に広がる十勝平野、新得町(しんとくちょう)にあります。
ここで造られる「さくら」は、桜の花の塩漬けをあしらった、白くてとても可愛い、牛乳製のチーズです。
ヨーロッパのチーズコンクールで何度も賞に輝いた、評価の高いチーズです
 
ほんのりと桜の風味が香るチーズ。お花見のシーンを演出してくれますし、熟成違いを味わいながら、日本茶や抹茶、ロゼワインと合わせてお楽しみいただきたいです。
 
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毎月、月末に「旬のチーズと季節のしつらい」を学ぶレッスンを行っています。
美味しく、美しく、チーズをアレンジし、食を通じて、北陸・金沢の暮らしのしつらい、テーブルコーディネートを実践しています。
2か月に一度、オンラインレッスンも開催しています。
自宅にいながら、インターネットを利用して、チーズとおもてなし力をアップしていただけます。
チーズの盛り付け方や、おもてなしの工夫をお伝えしております。
 
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6月18日、日曜日14時から16時。工芸とチーズを楽しみながら、九谷焼とチーズ料理を学ぶセミナーを「ITビジネスプラザ武蔵」で開催します。
実際に九谷焼の器にチーズを盛り付けたり、盛り付ける際、チーズ専用のナイフを使ってカットするポイントをお伝えします。
料理研究家による、おもてなしに取り入れたいチーズ料理を、一緒に作ります。
美味しいお飲み物と共に、チーズをご試食をいただきます。
チーズ販売員による、賢いチーズの選び方も、特別にお伝えします。
詳しくはチーズプロフェッショナル協会のWEBページでご案内いたします。
 
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素敵なお花見をお過ごしあそばされますように。
 
 

【アーカイブ(MRO北陸放送ラジオ「モリラジ!」出演)】

「Spring=春は雪の中から飛び出してくる!」寒い季節におすすめのチーズ

みなさま こんにちは

あと3日で3月ですね。

2月はなぜだかあっという間に過ぎたような気がします。

 

ところで、なぜ1年のうち、2月だけが28日で終わるのか、ご存じですか?

 

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暦(こよみ)の歴史と深い関係があります。

 

現在使われている暦は、2000年以上も前に、ローマで作られ、改良されたものです。

そのころのローマでは、3月が1年の始まりでした。

作物の芽がでる春が、1年の始まりにふさわしいと考えたのでしょう。

 

英語のSpring は「ぴょこんと飛び出す」という意味があります。

春は雪の中から、飛び出してくると考えた人々は、かわいいですね。

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3月で始まるということは、2月は1年の最後の月となります。

 

現在の暦は、「30日」の月と、「31日」の月が、交互にならんでいます。

ローマの人たちは、「29」と「31」を縁起のいい数字と信じていました。

それで、1か月を「29日」か「31日」として暦を作りました。

そうすると、最後の月が28日で終わる、「はんぱ」になってしまいます。

 

その後、何度か暦が作りかえられていくうちに、今のように1か月は「30日」か「31日」にかわりました。

どうしても1年の中に短い月を1つ入れないと、365日になりません。

そのため、今でも一番短い月は、最後の月の2月ということになったといわれています。

 

 

まだまだ寒さが続くこの時期には、ウォッシュタイプのチーズがお勧めです。

 

ウォッシュタイプのチーズは、地酒や塩水などでチーズの表面をブラッシングと言って、磨きながら熟成させるタイプのチーズです。

チーズの外皮にはブラッシングによってオレンジ色のリネンス菌が繁殖し、独特の風味が生まれます。

 

濃厚な味わいとクリーミーで柔らかいため、冬の寒い日に、暖かい食べ物にウォッシュタイプのチーズを合わせて楽しみます。

 

今日は日本のウォッシュチーズ、「アカショウビン」をお持ちしました。

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広島県のチーズ工房「三良坂フロマージュ」のチーズ職人、松原さんがつくる「アカショウビン」は、日本の「モンドール」ともいわれています。

フランスの秋冬限定販売のモンドールのように、チーズの中はとろりとしています。

自家製の檜(ヒノキ)の皮で巻き、檜の板に載せて熟成させているので、檜の香りが心地よく、牧草のみで育てた牛のミルクの濃厚さと味わいを堪能できます。

 

国内外のチーズコンクールで数々の受賞をしている、評価の高いチーズです。

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スプーンですくって、パンやクラッカーと共に楽しんでいただけます。

温めたジャガイモにのせると、やわらかいチーズがさらにとろけて、豊かな味わいを楽しめます。

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そのままチーズを焼いてもおいしいですよ♡

春は雪の中から。栄チーズで身体をあたためて、元気に寒さを乗り切りましょう。

 

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(全長27cm。全体が鮮やかな赤褐色で、くちばしは目立つ赤色。腰に青色の斑があります。さえずりは「キョロロロロ・・・」とだんだん小さくなる声。うすぐらい深い森の奥で、火の玉が燃えているような、朱色がかった美しい鳥が鳴いています。林にすむカワセミの仲間です)

 

毎月、月末に旬のチーズと季節のしつらいを学ぶレッスンをしています。

オンラインのレッスンも隔月で開催しています。

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美味しく、美しく、チーズをアレンジし、食を通じて北陸・金沢の暮らしのしつらい、テーブルコーディネートを実践します。

 

今月は、春の息吹をイメージしたしつらいと、旬のチーズをご用意しています。

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【アーカイブ(MRO北陸放送ラジオ「モリラジ!」出演)】

 
 

「飛躍の年=卯年」のはじまりはチーズで「雪うさぎ」

みなさま こんにちは

2023年、本年もどうぞよろしくお願いいたします。

 

今年の干支(えと)は「卯(う)の年」ウサギ年です。

十二支(じゅうにし)では4番目。「卯(うさぎ)年」は、芽を出した植物が「成長」する象徴といわれています。

また、ウサギは足が速くて躍動感があるので「飛躍」の象徴にもなっています。

小学生の頃、白い雪で体を作り、赤いナンテンの実を目に、葉っぱを耳にした「雪うさぎ」を作ったこと。なつかしいです。

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今日は「雪うさぎ」をイメージして、白いカマンベールチーズに、ピンクペッパーで赤い目に、あしらいの葉っぱを耳にみたてて、お持ちしました。

いかがですか?

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昨年、国産ナチュラルチーズのコンクール「Japan Cheese Award2022」で最優秀グランプリに輝いた白カビのチーズ「Brise de mer  CAMEMBERT(ブリーズ・ドゥ・メール カマンベール)」です。

Brise de merはフランス語で「潮風」を意味します。

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カマンベールチーズの原産国は、フランスの北西部に位置するノルマンディ地方です。酪農やリンゴの名産地です。

 

今日ご紹介するBrise de mer  CAMEMBERTは、フランスのノルマンディ地方で有名な「イズニーサントメール酪農協同組合」と、日本の「タカナシ乳業」の業務提携によって生まれました。

北海道の根室と釧路の間に位置する根釧(こんせん)地区で造られている国産ナチュラルチーズです。

チーズ工房と同じ敷地内に牧場があり、放牧主体で育った生乳を使っています。

 

ノルマンディの伝統的製法「MOULE A LA LOUCHE(ムー・ア・ラ・ルーシュ)」を採用しています。

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ミルクのたんぱく質が固まった、お豆腐のような状態のカードを、ルーシュというお玉のような柄杓(ひしゃく)を使って、モールドという、丸い筒の型に注ぎます。お豆腐から水分がでてくるように、ゆっくり、ホエイと呼ばれる水分が出てきます。その後、時間をおいて再びカードをルーシュでモールドに流し込み発酵を促します。この作業を5回繰り返すことで、独自の深い味わいが生まれます。

乳酸菌や白カビにもこだわって作られた、深みのある本格的味わいのカマンベールです。

むっちりとした食感は、ノルマンディ牛のミルクによる力です。

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フランスの経験と伝統、そして日本の技術が結束して仕上がった、グローバルなチーズです。

りんごからつくったスパークリングワイン「シードル」やリンゴジュースと合わせたり、干し柿とも相性がいいんですよ。

 

Brise de mer CAMEMBERTは、オンラインショッピングで購入が可能です。チーズの原料であるホルスタイン牛とノルマンディ牛のイラストを刻印した、かわいらしい経木のパッケージに入っています。

一つ250gのサイズは、おもてなしの席を華やかにします。

保存の際は、チーズが流れ出さないよう、折りたたんだ厚手のアルミ箔をカット面に当て、もともと包んであった紙でくるみ、経木のパッケージに戻し入れ、冷蔵します。2、3日に1回、容器ごと上下をひっくり返すと、熟成が均等に進みます。

賞味期限は60日ですから、毎日一切れずつ、チーズをいただくと、熟成による味わいの変化を楽しむことができます。

【アニメーションで見る「Camembertの扱い方」】

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飛躍の年、世の中が動き始めていますね。

 

1月27日から2月5日、東京ドームで開催される恒例の「テーブルウェアフェスティバル2023」に「飛翔」をテーマにした作品を展示します。

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毎月、月末に旬のチーズと季節のしつらいを学ぶレッスンをしています。

美味しく、美しく、チーズをアレンジし、食を通じて北陸・金沢の暮らしのしつらい、テーブルコーディネートを実践しています。

 

【12月末のレッスンの様子 テーマ:御節チーズBOX】

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お問い合わせはコチラより。

金沢の四季の移ろいと、旬のチーズの楽しみ方を、この番組でご紹介してまいります。

 

 

【アーカイブ(MRO北陸放送ラジオ「モリラジ!」出演)】

 
 

「真っ白な雪に覆われたクリスマスの薪」

みなさま こんにちは。

今日は12月24日、クリスマス・イヴですね。

皆さまは、どんなイヴを計画していらっしゃいますか。思い出に残るイヴはありますか?

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私の思い出は、「サンタさんへの贈り物」です。

アメリカNew York州の北端の田舎に留学していた時のことです。

12月に入ると、クリスマス・カードが届きはじめます。

ホストマザーは、毎日忙しく台所で働き、クリスマス・ディナーの準備をします。

家中に美味しそうな香りが漂っていました。

24日の夜、家族全員で「サンタさんへのお礼」を用意しました。

小さな丸テーブルに、クッキーと紅茶をセッティング。そして、手紙を添えました。

「サンタさん、クリスマスの贈り物、ありがとう。ひと休みしてくださいね」

25日の朝、手紙は消え、クッキーはかじられ、紅茶も減っています。

子供たちに気づかれず、25日のクリスマスディを迎えるのは、けっこう大変なのです。

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もう一つの思い出は、幼いころの金沢でのクリスマス・イヴ。

消防団の世話をしていた祖父。

24日の夕刻、街の見回りから帰ると、孫たちに

「さっき、サンタさんに会ったよ。いい子にして眠っている子のもとに、プレゼントを配っているんだよ」

というのです。

「暖炉がない瓦屋根のお家に、どうやって入ってくるんだろう・・・・」

と首をかしげながら、お布団に入りました。

朝、目が覚めると、雪見障子からは、雪で真っ白になったお庭が見えました。

サンタさんの謎よりも、いつの間にか届いたプレゼントに夢中になっていました。

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雪国のクリスマスは、雪が降り積もるホワイトクリスマスが多いです。

そんな季節にぴったりの、チーズをご紹介します。

標高1000mのフランス中央山塊、11月中旬から4月まで真っ白な雪に覆われるオーヴェルニュ地方でつくられる優しいブルーチーズ。「ブッシュ・ド・ネージュ」です。

「ブッシュ」は木や丸太、「ネージュ」は雪。

「真っ白な雪に覆われたクリスマスの薪」の名の通り美しい姿をした、聖なる12月に相応しいチーズです。名前の通り、横たわった一本の薪のような形。雪をまとったような外皮、なかは美しい青カビが咲いており、まろやかな味わいです。

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ブルーチーズは青カビのしっかりした風味とうま味、塩味が特徴です。貴腐ワインなどの甘口のワインと合わせたり、はちみつをかけたり、野菜やフルーツを添えることで、塩辛さや独特の風味がやわらぎます。

またブルーチーズは山で作られることが多いので、クルミなどの山のものが入ったパンもおすすめです。チェリーやレーズンなど、凝縮感のあるドライフルーツが入ったパンは、味の対比を楽しむ点からも、とても合います。ぜひお試しください。

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毎月、月末に「旬のチーズと季節のしつらい」を学ぶレッスンを行っています。

美味しく、美しく、チーズをカットして、すてきな一皿にアレンジします。

明日は、チーズを用いた「おせち」をつくります。加賀レンコンの丸い穴、ひとつひとつに色の違うチーズを棒状にカットして詰めてみてください。とても華やかなプレートになります。

おもてなしにも役に立つ、食材のカットやアレンジ方法が身に付きます。

食を通じて、北陸・金沢の暮らしのしつらい、テーブルコーディネートを実践していますので、日々の食卓に、季節の彩りを添えたひとときを感じる機会になります。

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実はオンラインでもレッスンをしています。テーマに合わせたチーズをあらかじめお送りさていただきます。オンラインではモニター越しに、その時のチーズの説明、様々なタイプに適したチーズカットの方法、盛り付け方やアレンジメントを、ご覧いただきます。ご一緒にカットされてもよろしいですし、後日、ご自身でつくられた作品を撮影して送っていただければ、アドバイスさせていただきます。

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チーズのかしこい買い方や、扱い方、保存方法についてもお伝えしています。

年末年始、ご家族やご親戚の皆さま、お友達と集う機会が多いかと思います。

お家でおもてなしする際の、お役に立てるでしょう。

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【アーカイブ(MRO北陸放送ラジオ「モリラジ!」出演)】

「ほんこさん」の思い出と「幸せチーズ」

みなさまこんにちわ。

比較的穏やかな初冬ですが、雪つりの作業が進められていくのをみると、冬の訪れはもうすぐですね。

 

さて、11月28日は浄土真宗を開いた親鸞聖人の祥月命日(しょうつきめいにち)にあたり、「報恩講(ほうおんこう)」という仏事が行われます。

「ほんこさん」の愛称でも親しまれています。

「ほんこさん」の時期がくると、親鸞聖人の一生を描いたお軸を床の間に飾り、縁側で仏具をピカピカにする「お磨き」をし、庭の雪つりを植木屋さんに催促したりと、祖母が忙しく準備をしていました。

 

法要にいらっしゃるお坊さまのために、紫色で分厚いとても厳かなお座布団を押し入れから出してきました。

「菩提樹(ぼだいじゅ)」の銘のお菓子を注文し、報恩講のお料理の準備をてきぱきと進めていく祖母。

その周りで、お客様の座布団をそろえたり、器を並べたり、お手伝いをしていると、自分が少しだけ大人の仲間入りをしたような、誇らしい気持ちになりました。

仏具のお磨きはさせてもらえなかったこと。

アニメの物語のようなお軸を間近に見たくても、床の間に上がってはいけないと言われていたので、ずっと遠くからに眺めていたことを覚えています。

 

報恩講の当日は、お坊さまの法話をいただいたあと、集った親戚と共に、祖母のお料理を楽しみました。

あずき汁、人参ご飯、ニンジンとレンコンや昆布の薄切りが入った飛竜頭の煮物。

畳の部屋でのおもてなしなので、おちらこちらに小さな火鉢が置かれていました。

雪見障子から、ちらちらと雪が舞っているのが見えました。

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親鸞聖人の最も喜ばれることは、私たちが真剣に仏法を聞き、信心獲得(しんじんぎゃくとく)すること。

すなわち、本当の幸せになることです。       

 

そこで、今日は北海道のしあわせチーズ工房で、チーズ職人の本間 幸雄さんが牛のミルクから造った、ハードタイプのチーズ「幸(さち)」をご紹介します。

 

5~12月の放牧時期の生乳で製造する長期熟成のチーズです。

今月11月2日にイギリスのウェールズで開催されたWorld Cheese Awards では、世界ベスト16のSuper Goldを受賞しました。

放牧酪農によるミルクは、味と香りがとてもよく、発酵する力も強いため、チーズも素晴らしい味わいになります。

青草の香り、熟成した深い旨み、ミルクの甘み、ナッツやキャラメルのような香ばしさを感じます。

たくさんの人に「ありがとう」と「しあわせ」を届けたいと、チーズ職人本間 幸雄さんが、ご自身の名前の「幸」から命名されています。

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日本にはすばらしい国産チーズが沢山あります。名前もオリジナリティがあふれています。

チーズショップや旅先でみつけたら、ぜひ味わっていただきたいです。

 

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毎月、月末に「旬のチーズと季節のしつらい」を学ぶレッスンを行っています。

美味しく、美しく、チーズをアレンジする技術を学びます。

食を通じて、北陸・金沢の暮らしのしつらい、テーブルコーディネートも実践しています。

 

レッスンでは、チーズカットのデモンストレーションをさせていただいた後、受講者のお一人おひとりが、ご自身の感性でカットしたチーズを盛り付けます。

盛り付けたチーズは、試食をしていただき、お持ち帰りも可能です。

レッスンに参加をご希望の方は、WEBサイトからご連絡ください。

 

12月9日(金)は、七尾市庵町(いおりまち)にある「御宿つむぎ庵(おやどつむぎあん)」にて、「プレミアム能登ワインとチーズ 冬のごちそうを味わう会」を行います。

一日一組様限定の隠れ家的なお宿で、向いには日本海が広がり、裏には里山がある自然豊かな会場です。

3kgもある大きなモンドールや、北陸三県のチーズと共に、特別な能登ワインを楽しみます。

モンドールは「モン=山」「ドール=黄金」、黄金の山の銘で、8月15日から3月15日季節限定のチーズとして知られており、縁起の良いチーズです。ご都合よろしければ、ぜひ、ご参加ください。

お申込みお問い合わせは「御宿つむぎ庵」さまにお願いします。私のWEBサイトでもご案内しております。

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【アーカイブ(MRO北陸放送ラジオ「モリラジ!」出演)】

 
 

チーズで「吹き寄せ」を楽しむ

2022年は、あと2か月少し。 街は、秋の装いです。

この季節になると、干菓子(おひがし)の「吹き寄せ」を楽しみます。

「富貴寄せ(ふきよせ)」とも書き、縁起の良い日本のお菓子です。

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小さな 小さな 紅葉の葉。 黄色と赤があります。

小さな 銀杏の葉っぱは、黄色に、緑が混じっています。

白や薄緑の巻きせんべいは、ウエハースのように、サクサクとして歯ごたえが楽しく、風に吹き寄せられた木の葉たちの、儚さ(はかなさ)に似ています。

 

生姜味の、小さなせんべいに、砂糖をまぶしたものは、けやき落ち葉が、くるまった形でしょうか。

愛らしいお干菓子の数々は、風で吹き寄せられた、木の葉を模った(かたどった)ものです

 

秋から初冬にかけての季節感を、こんな小さな干菓子にとじこめ、「吹き寄せ」なんて、愛らしい名前を付けて楽しむ、日本の美意識。

今年もそんな季節を迎えています。

 

さて、今日は、チーズで「吹き寄せ」を作ってまいりました。

黄色、オレンジ、アイボリー、ブラウン、など、チーズにも様々な彩りがあります。

色の違う4種類のチーズを、クッキー型で形を抜いて、作りました。

 

自然豊かな草花で育った牛のミルクから造られた、黄色が美しい、フランスを代表するコンテチーズ。

 

ベニノキの種子から抽出される、アナト―色素による鮮やかなオレンジ色のミモレット。

こちらもフランス産で「ミ=半分、モレ=やわらかい」の意味があります。

 

チーズの塊(かたまり)を意味する「トム」から、名付けられた、アイボリー色のトーマ・シラヌカ。

こちらは北海道「チーズ工房 白糠酪恵舎(しらぬからっけいしゃ)」で造られています。

 

そしてキャラメルのような風味が特徴の、見た目がそのままチーズ名のブラウンチーズ。

こちらは佐賀県の「ナカシマファーム」で造られています。

 

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盛り付け例

 

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お持ち帰り例

 

 

先日、10月15日と16日、東京・新宿で2年に1度のチーズの祭典「Cheese Fun! Fan! Fun!」が開催されました。そして、国産ナチュラルチーズのコンクール「Japan Cheese Award 2022」が行われました。

私は審査員としてチーズの品質評価を行いました。

 

2022年は、109のチーズ工房がエントリーし、311のチーズが、種類の違いによる23のカテゴリーごとに、審査されました。

 

グランプリに輝いたのは、なんと、同点で2つあります。

・美瑛放牧酪農場の『フロマージュド美瑛(びえい)』 (コンテチーズを造るモンベリアード牛のミルクで造られています)

・タカナシ乳業の『Brise de Mer Camembert』 (「Brise de mer」はフランス語で「潮風」 ノルマンディ牛から造られています)

ブロンズ、シルバー、ゴールドを受賞したチーズは「Japan Cheese Award」のWEBサイトで発表されています。

 

日本にはすばらしい国産チーズが沢山あります。チーズショップや旅先でみつけたら、ぜひ味わっていただきたいです。

 

毎月、月末に「旬のチーズと季節のしつらい」を学ぶレッスンを行っています。

美味しく、美しく、チーズをアレンジする技術を学びます。

食を通じて、北陸・金沢の暮らしのしつらい、テーブルコーディネートも実践しています。

 

レッスンでは、チーズカットのデモンストレーションをさせていただいた後、受講者のお一人おひとりが、

ご自身の感性でカットしたチーズを盛り付けます。

盛り付けたチーズは、試食をしていただき、お持ち帰りも可能です。

 

来月は、先ほどのJapan Cheese Award 2022でグランプリを受賞した

「フロマージュド美瑛」「Brise de Mer Camembert 」をご用意します。

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レッスンに参加をご希望の方は、WEBサイトからご連絡ください。

 

また、ボジョレヌーヴォーの解禁日11月17日[木]に、金沢初のチーズ工房「金沢チーズプラッター」で、

チーズパーティを開催します。「金沢チーズプラッター」のチーズを使った軽食とドリンクを楽しんでいただくイベントです。

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くわしくは、チーズプロフェッショナル協会のサイトでご確認いただけます。

ご参加のお申込みも受け付けています。
https://www.cheese-professional.com/article/seminarevent/detail.php?KIJI_ID=1845

 

【アーカイブ(MRO北陸放送ラジオ「モリラジ!」出演)】

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