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山をあふがぬ日もなきは♪ シェーブルチーズ『富士山(ふじやま)』

みなさま、こんにちは。

 

暦の上では暑さが落ち着く頃とされますが、35度を超える猛烈な暑さが続いていますね。秋の訪れはまだ先のようです。

 

8月後半になると、子供の頃は毎年、夏休みの宿題にかかりっきりでした。

ギリギリになってから、宿題をやりはじめた方も多いのではないでしょうか。

早く大人になって、宿題から解放されたいと願っていました。

 

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ところが、大人になると、長い夏休みはなくなり、宿題は「仕事」に変わりました。

祝日や休日があると、「仕事」を抱えていても、なんだかほっとします。

 

国民の祝日として7月には「海の日」、8月には「山の日」があります。

 

海の日は、「海の恩恵に感謝するとともに、海洋国日本の繁栄を願う」という趣旨で、1996年に祝日として制定されました。世界中で『海の日』を国民の祝日としている国は日本だけだそうです。

 

山の日は「山に親しむ機会を得て、山の恩恵に感謝する」ことを趣旨として2014年に祝日として制定されました。

 

2024824102720.JPEG夏のしつらい

 

金沢は、海と山に囲まれた、自然豊かな土地です。

室生犀星が作詞した学校歌に「やまべうみべに われらそだたん」とあります。

また、「山を仰がぬ日もなきは」という校歌があります。

 

金沢市と富山県福光町にまたがる犀川源流の山、「大門山(だいもんざん)」。

金沢の市街地から眺めると富士山に似ているので「加賀富士」と呼ばれています。

室生犀星や五木寛之の作品の中に登場し、「日本三百名山」に選定されています。

夏の晴れ間、金沢から加賀富士を仰いでみては、いかがでしょうか。

 

今日は富士山の形をした、日本のチーズを紹介します。

広島県三次市にある、チーズ工房「三良坂フロマージュ」の松原さんが造る、山羊乳から造られる『富士山(ふじやま)』です。

 

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松原さんは、山で家畜を自然放牧する「山地酪農」(やまちらくのう)スタイルで、牛と山羊を育て、放牧ミルクでチーズを造っています。

春は新芽や筍、夏は青々とした牧草、秋は栗などの木の実、冬は笹など、山の恵みで育った、山羊と牛のミルクは、私たちの体にとても優しいチーズになります。

 

今日ご紹介するチーズは、富士山の形をした山羊のチーズに、食用の炭をまぶして熟成させています。きめ細かい食感で、さわやかな酸味と、濃厚で旨みがあり、心地よい余韻を楽しめるチーズです。

山羊乳で造られるチーズを「シェーブル」といいます。フランス語で「シェーブル」は山羊の意味です。山羊の出産サイクルでは、シェーブルは春~秋が旬です。

旬のシェーブルを楽しみながら、暑い夏を乗り切りましょう。

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季節のテーマにそって、チーズを様々な形にカット・アレンジをして、器に盛り付け、テーブルコーディネートと共に味わいながら楽しむレッスンを行っています。

 

次回も金沢の四季の移ろいと、旬のチーズの楽しみ方を、

この番組でご紹介してまいります。

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今回ご紹介した、季節のしつらいや旬のチーズについてはhttps://wakonn.jp/mro.phpでご覧いただけます。

 

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