鮮やかな緑色で涼やかな『ワサビゴーダ』チーズ
2023年7月22日(土)
みなさま こんにちは。
一昨日までフランス・パリにいました。
パリに滞在中、日本のお天気ニュースをTVで観て、連日30度を超えるのに驚きました。
金沢に帰りますと、セミが鳴いています。そろそろ梅雨明けでしょうか。
パリと金沢は、共通点があります。
歴史と文化:両都市は長い歴史と豊かな文化を持っています。
金沢市は日本の歴史的な町並みや伝統文化を保存しています。
パリ市はフランスの美術、芸術、文学、音楽などを大切にしてきました。
観光地:両都市は観光名所が多く、一年中の観光客が訪れています。
金沢市の兼六園や、近江町市場、21世紀美術館、金沢駅鼓門
パリ市のヴェルサイユ宮殿、エッフェル塔、ルーヴル美術館、凱旋門。
食文化:両都市は独自の食文化を誇っており、美食の街として知られています。
金沢市は海の幸と山の幸が豊富です。
パリ市はフランス料理の本拠地として世界から注目されています。
教育機関:両都市には高等教育機関が集まっており、学術的な環境が整っています。
交通の便:金沢市とパリ市は交通の要衝であり、国内外からのアクセスが容易です。
金沢市は日本海側に位置し、最近は北陸新幹線によって、短時間で首都圏と結ぶようになりました。
パリ市はフランスの首都であり、欧州各地へのアクセスが便利です。
「用水のまち」ともいわれる金沢市。清らかな犀川と浅野川が流れ、わき水も多く、水が豊かな町です。
「華の都」「芸術の都」の異名を持つパリ市。セーヌ川が市内を貫いて流れています。
美しい水が流れるところには、美しい風景はもちろん、美味しいものが沢山ありますね。
7月の1日の北國新聞には、1961年の広坂通の拡幅工事の際、市民も観光客も楽しめるシャンゼリゼ通りのような、金沢のシンボルとなるプロムナードにしたいと、金沢市出身の建築家、谷口吉郎さんが提言していた、という記事がありました。
金沢に帰ってくると、祖母がいろいろお料理を作ってくれました。
夏は、
ブリの稚魚を煮た「こぞくらの煮物」。
茄子とそうめんを煮た「なすそうめん」。
金時草のおひたしや、太きゅうりのあんかけ。
懐かしいメニューです。
さて、今日ご紹介する「旬のチーズ」は、『ワサビゴーダ』です。
ヨーロッパ各国は地続きですから、パリのチーズ屋さんは、オランダやスイスをはじめ、
近隣の国を簡単に行き来して、チーズを仕入れてきます。
パリ1区にある、フロマジュリー・ヒサダ(Fromagerie HISADA)
パリでは、和食や和の食材、そしてユズやワサビなど和の風味やスパイスが流行っていました。
このチーズは、日本で古くから親しまれているゴーダチーズに、ワサビを練り混ぜています。
ツンとくるワサビのしっかりとした辛味とゴーダチーズの親しみやすいマイルドな風味はとても相性が良く、
さわやかでコクのある味わいです。
チーズのワサビ色は、鮮やかな緑色ですから、涼やかなチーズのプレートが演出できます。
カットしてそのままおつまみに。また、パンやクラッカーと合わせて。海苔で巻いたり、かまぼこに挟んだりと、
和風の食材ともよく合います。更に、玉ねぎやジャガイモ、ナスの上にのせてオーブンで焼くなど、
料理の材料としても楽しめます。相性の良い飲み物として、麦焼酎や黒糖焼酎、ビールがおすすめです。
毎月、月末に「旬のチーズと季節のしつらい」を学ぶレッスンを行っています。
美味しく、美しく、チーズをアレンジし、食を通じて、北陸・金沢の暮らしのしつらい、テーブルコーディネートを実践しています。
2か月に一度、オンラインレッスンも開催しています。
自宅にいながら、インターネットを利用して、チーズとおもてなし力をアップしていただけます。
チーズの盛り付け方や、おもてなしの工夫をお伝えしています。
8月20日(日)には、夏にお勧めのチーズを楽しむイベント「夏に活き活きフレッシュチーズ」を開催します。
会場は、間明町(まぎらまち)の金沢チーズプラッターです。
100年以上の歴史を持つ『柚餅子総本家中浦屋(ゆべしそうほんけなかうらや)』が長年培った(つちかった)菓子作りの技を活かした 濃厚フレッシュチーズのお店です。
詳細・申し込みは、NPO法人チーズプロフェッショナル協会のWEBサイトをご覧ください。
【アーカイブ(MRO北陸放送ラジオ「(谷川恵一 そろそろ。(旧モリラジ!)」出演)】