皆さま、こんにちは。
今日の金沢は嬉しい青空が広がっています。柔らかな日差しに、春の力強さを感じるようになってきましたね。

昨日歩いた兼六園の梅林では、春を先取りするように白や桃色の梅の花が咲き始め、黄色いマンサクも風になびいていました。足元の名残の雪、「南天」の赤い実、そして椿の「侘助(わびすけ)」。冬の静寂と春の胎動(たいどう)が交差する、今だけの美しい情景に出会うことができました。















そんな命の息吹を感じる本日2月21日、私の著書『季(とき)にあひたる 和魂洋才のしつらいと工芸 加賀料理とチーズのある暮らし』が初版となります。

私の原点は、祖母から学んだ金沢での丁寧な暮らしです。加賀料理は、2025年12月に国の登録無形文化財となりました。その精神を大切に、現代の感性である「チーズ」をどう融合させるか、本書ではペアリングのロジックを綴っています。

(出版記念の会で、アンダーズ東京の森覚ソムリエと共に)
今日ご紹介するのは、まさに和魂洋才を体現する一品。金沢市・金石(かないわ)の老舗、油与(あぶらよ)商店さまの「ふぐの子クリームチーズ」です。
猛毒のふぐの卵巣を2〜3年かけて発酵・無毒化させた、石川県だけの神秘の郷土食「ふぐの子糠漬(ぬかづけ)」。その深い旨味をクリームチーズが包み込み、まろやかな口当たりに。プチプチとした食感は、まさに「和のキャビア」です。

パンやクラッカーにのせてワインや地酒と共に。また、温野菜のディップにも最適です。
しつらいは、九谷焼とガラスを融合させた「九谷和グラス」に盛り付け、ぜひ「漆器のスプーン」ですくってみてください。金属の冷たさがない分、チーズの滑らかさと繊細な味わいをより一層楽しめます。


こうした季節のしつらいやチーズを学ぶレッスンを毎月末に開催しています。新設クラスやオンライン講座もございますので、ぜひ一緒に学んでみませんか。

旬のチーズ:コーディネート講座(講師:早川由紀)
オンラインレッスンもあります。ぜひお気軽にお問い合わせください。

本日発売の著書が、皆さまの食卓に寄り添う一冊になれば幸いです。
それでは、梅の香りと共に、素敵な週末をお過ごしください。


